古代の葦笛からオーケストラの花形楽器へ!オーボエの歴史とは!?

起源は、なんと古代の葦笛だった!?

皆さんは「オーボエ」という楽器をご存知ですか?オーボエは、オーケストラなどでもよく使われる木管楽器で、2枚のリード(音を出す部分)を使ったダブルリードの楽器として知られています。そんなオーボエですがその歴史はとても古く、古代の葦笛がその起源だとされています。古代のペルシャにあった「ソルナ」という楽器が、トルコに伝わって「ズルナ」となり、これが十字軍の遠征によってヨーロッパに伝えられて「ショーム」という楽器となったそうです。「ショーム」は、13世紀頃からヨーロッパの軍楽隊などで用いられ、17世紀頃まで使われていました。今でもスペインにはこのショームに似た楽器が残っています。

オーボエは17世紀ごろのフランスで誕生!

オーボエの誕生ははっきりとは記録に残っていませんが、17世紀頃にフランスのフィリドール一族とオットール一族という楽器製作者の一族が、ショームを改良して作ったのがオーボエだといわれています。オーボエは室内音楽に取り入れられるようになり、18世紀のはじめごろにはオーケストラで使われるようになりました。この時代のオーボエにはキーがまだ2、3個しかないもので、「バロック・オーボエ」といわれています。18世紀末ごろからは、徐々にキーを増やしたオーボエが作られるようになりました。

日本のチャルメラもオーボエの仲間!?

バロック・オーボエから現在のようなオーボエになったのは、19世紀の末頃から。当時は、ドイツ式のオーボエとフランス式のオーボエが同時に普及していましたが、当時の有名なドイツの指揮者リヒャルト・シュトラウスがフランス式を推奨したために、フランス式のオーボエが主流になったそうです。このフランス式のオーボエが、現在でも使用されている「コンセルヴァトワール式」といわれるオーボエです。ドイツ式のオーボエは、現在では「ウィンナー・オーボエ(ウィーン式オーボエ)」としてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などで使用されています。ちなみに日本のラーメン屋さんでおなじみのチャルメラや、雅楽で用いられる「篳篥(ひちりき)」もオーボエの親戚だとか。以上、オーボエの歴史を簡単にご紹介してみましたがいかがでしたか?ご参考になれば幸いです!

オーボエは二枚のリードが触れ合って振動することで発声するダブルリードの木管楽器です。クラリネットに似ていますが、クラリネットはシングルリードです。むしろ同じダブルリードのファゴットやバソンの仲間です。